「百獣の女王ちゃん」をご購入頂いた方向けのページです

 

申し訳ありませんが、ガレージキット組み立ての基本的なところは省かせて頂きます。

分かりにくいところや疑問等御座いましたら記載のメールアドレスより御連絡下さい。


 

説明書

 

大きいパーツリスト写真

 


 

説明書にも記載しましたように、申し訳ないのですが、気泡が各所に散見できると思います。
ガレージキットを組むにあたって、特別なことは必要ありませんが、下地処理は入念に行って頂く必要があります。
気泡埋めに関しては、サフを吹く部分はどのようにして頂いてもいいのですが、サフレス部分は瞬着や光パテよりもシアノン系の不透明素材の方が向いています。
サフレス塗装の際、瞬着等透明なものだと、塗装をすることで修復部が目立ってしまうようです。
これも説明書に記載致しましたが、気泡の発見には、パーツを光にかざすことが有用です。
僕の完成品は、目描きの時に顔中央の気泡残りに気づき、無理やり誤魔化したのですが、モチベが下がってしまうので避けたいところです。

 

今回、肌塗装に失敗して2体分捨てています。
染料系の塗料は、ドボンしてもなかなか落ちなかったので、塗装は顔料系で行う方がいいかもしれません。
入念な気泡処理を・・・と書きましたが、ある程度の割り切りをすることが先に進む為に必要なこともあります。
見えない・見えにくい部分などは本来何の処理もいらない部分ですので、必要なところに必要な労力を掛ける事が重要でもあります。

 

そしてこれも説明書に記載したものですが、パーツ同士の干渉がかなり多いため、塗装前に十分な仮組をすることが必要です。
個々のパーツを処理し、塗装までしてから初めて組み付ける、という事を偶にしがちです。
素直に組めなかったときが面倒なのと、組み立て時に危険な所等を知っておくことで、塗装作業に集中することができます。

 


 

-腕-

 

右手の指先付近は、レジンを流すために形状が変わっています。少々削りだしが必要です。

 


 

-骨-

 

骨の接続は、0.5〜1.0くらいの真鍮線で行って下さい。とは言いつつも、繋がれば何でもいいです。
また、ゲート処理等をするときに、骨表面のディティールが消えてしまうと思います。
黒瞬着を爪楊枝に少量つけて、乾燥するまで薄く何度も往復させるように塗り続けると復活できます。骨の表面ディテはそのようにして作られました。

 

骨に巻きついている紐ですが、付属の布リボン的な物から切り出してください。完成品では2mm幅で切り出しています。
恐らくいきなり切り出すと縫い目の関係でほつれるので、瞬着を塗り、固めてからはさみ等で切り出してください。
僕は何もなかったのですが、布に瞬着を流すことになるので発熱に注意して下さい。
紐の塗装は切り出してからの方がいいと思います。結ぶのは骨の塗装が終わってから行いますが、何度もこすると色移りをするようです。
紐は結び終えたら、結び目に瞬着を流して固めてしまうと安全です。

 


 

-マント-

 

シリコン型を作るときに抜けなかった気泡の影響で、前面に多めの気泡が出てしまっています。
シアノン等を爪楊枝等で少量づつ盛っていき、硬化スプレーを吹いて削ることで、うまくいけば1度ですべての気泡が消せます。

 

マントの端の、右手の上方に重なる部分がかなり薄いので、シアノン等で厚みを微量でも増すと、安心です。

 


 

-胴体-

 

腕と胴体の接続ですが、画像のようにやや隙間が開くくらいにすると、マントが丁度かぶさるようです。
原型では隙間はなかったように思うのですが、レジンにした時のそれぞれのパーツの歪みが重なると、どこかで問題となることがあります。
他の場所もそのようなところがあるかもしれないので、塗装前に入念な仮組が必要です。

 


 

1st:2013/02/17

 

けもの道(どう)